「整備士の仕事がブラックすぎて辞めたい」
「なんで整備士ってこんなに給料が安いの!?」
「整備士は休みがロクに取れないし、残業も多いからきつすぎる・・・」
車が好きで整備士になったものの、あまりのブラックさに嫌気がさしている方もいることでしょう。
実は僕も新卒で整備士になり、4年ほどで工場に転職した経験があります。異業種への転職を考えている方必見!
本記事では、整備士の仕事がブラックな理由や、整備士から転職する際におすすめの転職先について解説します。
~こんな人に向けて書いています~
- 整備士の仕事がブラックすぎて、異業種への転職を考えている方
- 整備士から転職しやすい職種について知りたい方
- 実際にどうやって転職活動すればよいか知りたい方
整備士はブラックな会社が多い!
車が好きで整備士になったものの、あまりのブラックさに転職する人が後を絶ちません。かくいう自分もその一人です。
単に機械いじりや車が好きというだけでは、整備士を長く続けていくのはなかなか厳しいのが現状です。どうせ転職を考えているのでしたら、早めの行動が吉です。
まずは、整備士を取り巻くブラックな現状を整理します。
給料が少ない
整備士が転職したい理由のナンバー1は、給料が低いことで間違いないでしょう。
整備士の年収は、他業界も含めた全体の平均よりも50~100万円以上安いですから、辞めたいと思っても無理もありません。
毎日3~4時間残業をして、手取りが20万円を切るケースもざらにあります。
ちなみに僕の場合、残業を50時間くらいやって、手取りは18万円くらいでした・・・
国家資格も持っていて、車の専門的な知識も持っている割に、こんなに給料が低くては、なかなかモチベーションも上がらないことでしょう。
休日が少なく残業が多い
会社によりますが、土日や祝日も出勤のケースが多く、年間休日も少ない傾向にあります。僕の場合、年間休日は105日くらいだったと思います。ちなみに105日は今の法律が定める最低限の休日日数です。
整備士だと、おおむね105~110日前後の年間休日のところが多いです。
また残業もそこそこあります。整備士の業界は人手不足で、一人当たりの負荷が多くなりやすい傾向があるからです。
残業時間は一日2時間くらいのところが多いようですが、春先の繁忙期などは残業が増える傾向があります。
僕が勤めていた自動車販売店では、とくに忙しい時期は昼休みもロクに取れませんでした・・・
職場の人間関係が良くない
整備士業界は、昔から年功序列で体育会系の縦社会の傾向が強いです。職場内で怒号が飛び交うこともちらほらあります。
尊敬できる先輩や上司の下で仕事ができればストレスなく働けるのですが、自分と合わない上司の下で仕事をするのは精神的に苦痛を伴います。
そこに給料の低さや残業の多さが加われば、「やってらんねえ!」って事態になっても不思議ではありません。
3Kな職場
3Kとは「きつい」「汚い」「危険」の頭文字を取ったもので、整備士業界は間違いなく3Kが当てはまる業界です。
「きつい」については、職場の環境があります。夏も冬もエアコンがない場所で作業するため、体力勝負になります。
また無理な態勢で作業をすることが多く、余計に体に負担がかかります。
「汚い」については、主にオイルやグリスなどの油汚れが要因です。服も汚れますし、爪の間も真っ黒になることが多いです。
「危険」については、代表的なものに“車を持ち上げるリフトによる挟まれ事故”があります。毎年のようにそのような事故が全国であり、それを聞くたびに「次は自分の会社かも」と怖くなります。
整備士から異業種へ転職!おすすめの転職先とおすすめする理由
整備士から他の職種へ転職をする際、どんな職種がおすすめなのでしょうか?本記事では3つのおすすめ職種について、その理由とともに紹介します。
バス会社の整備士
転職したいけど、整備士の仕事は続けたい方にはバスの整備士をおすすめします。
扱う車両が違うだけなので、整備士としてやってきたことが十分に活かせる職種です。
一般の車両の整備士と、バスの整備士との違いは、大きく2つあります。
1つ目に「残業少なめの会社が多い」ということ。実際に色んな求人を見てみましたが、残業は0から、多くても20時間程度のところが多かったです。残業時間が多くて転職を考えている方にはピッタリですね。
2つ目に「お客さんとの直接のやりとりがない」ことです。車の整備士ではお客さんに整備の状況などを伝えたりなど、直接のやり取りが必要なケースが多いですが、バスの整備の場合、一般のお客さんの車両ではないため、直接お客さんとやり取りするようなことはありません。
お客さんと話をするのが苦手と感じている方には、まさにうってつけです。
その他、バスならではの車内放送の装置や掲示板などの一般車両にはない機器を扱ったり、扱うパーツが大きかったりなど、一般の車との違いは色々ありますが、仕事の基本的な部分は同じです。
バスといっても、市内を走る路線バスをはじめ、高速バスや観光バスなど、様々な種類があるため、就職先が極端に少ないことがないのも特徴です。
カーディーラーの営業
整備士としての知識を生かしながら、少ない給料を解消したい方に「カーディーラーの営業職」はおすすめです。
車の営業の仕事をしている人の中には、もともと整備士だった人も多くいます
車の営業では、車に関する知識が求められるので、整備士をしていたことが強みになるのは間違いありません。
あとは給料面でも、整備士をしている時と比べて大きくアップすることが期待できます。
社交的な性格で、お客さんと接するのが苦にならない方は、カーディーラーの営業はおすすめです。
工場での機械保全、設備保全
整備士の仕事の腕が活かせる職種として、工場での設備保全の仕事もおすすめです。
勤務する工場での設備のトラブル対応や定期点検、設備の改善などが主な仕事です。
扱うものが車から工場の設備に変わるため、仕事の内容は大きく変化しますが、整備士をしていたことは大きな強みです。
整備士でも車が故障しないように定期点検をしたり、故障した際には原因を特定して部品を交換したりしますが、それは工場での機械保全でも変わりません。
整備士と比べ、年収アップが期待できますが、残業時間は会社によって異なるので、求人情報でのチェックが必要です。
転職サイト、転職エージェントを活用して効率的に転職しよう
転職サイトに登録すれば豊富な求人案件から自分に合った求人を探すことができますし、簡単に履歴書、職務経歴書を作成することができます。
また転職エージェントに登録すれば、求人案件の紹介はもちろん、経験豊富なキャリアアドバイザーから転職の方向性のアドバイスももらうことができます。
僕も転職の際には転職サイト1社と、転職エージェント2社に登録して、効率よく就活ができました。
また、転職エージェントは敷居が高いと思っている方も、まずは相談だけでも利用できると知っていますか?
結論、転職エージェントも、転職するかどうか決まっていない状態で、相談のみも可能です!
転職の方向性を決めたり、気になる求人情報をとりあえずストックするだけでも、いざ本気で転職を考えたときにすぐにアクションに移せます。
キャリアアドバイザーから、過去に整備士をしていた人が、どんな業種に転職をしたのか?そういう事例を知っていれば、適切な業種についてもアドバイスをいただけるでしょう。
登録は無料なので、まずは気軽に登録しておくことをおすすめします!
よしぼうおすすめの転職サイト、転職エージェントはこちらから確認できます。
まとめ
整備士の仕事は非常にやりがいがありますが、ブラックな面があるのも事実です。
メカニックからの転職を考える方は、メカニックで培った経験、スキルを活かせる職種への転職をすることがおすすめです。
「整備士の仕事は好きだけど、この先3年後、5年後を考えると、今の仕事を続ける自信がない」という方は、転職で実現したい目的を明確にしたうえで、転職活動を効率的に進めましょう。
(もし今の会社を辞める決心がついて、けど辞めるに辞められない状況の方は下記の記事をご参照ください)