よしぼうのプロフィール

よしぼう
よしぼう

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このサイトは、転職のお悩みを抱えている人や、ブラック企業を辞めるに辞められないで困っている人、転職の際にどうすればブラック企業をうまく避けられるか悩んでいる人などに、よしぼうの過去の体験談をベースに役立ちそうな情報を発信していくサイトです。

よしぼうのプロフィール、略歴

  • 1975年生まれのO型
  • 工業系の大学卒
  • 自動車の整備士を4年ほど経験
  • 工場に14年勤める 退職を拒否され、半年後にようやく退社
  • 次の転職先を決める余力がなく退社したため、一旦派遣社員になる
  • 設備会社(施工管理職)へ転職、現在に至る

詳しいプロフィールは以下に紹介します。興味のある方はどうぞ!

整備士時代

大学在学中にみんなが就職活動する中、自分は公務員(警察官)を目指していました。理由は「何となく、普通のサラリーマンになりたくなかった」ため。

就職活動はせず、公務員一本に絞っていましたが、あえなく一次試験で落ち、仕方なく地元の自動車販売店に整備士として就職。自動車販売店にした理由は、大学時代にバイクが好きで、自分でメンテナンスなどをしており、これなら「好きを仕事にできる!」と考えたから。

結局4年ほど勤め、退社をしました。退社の理由は以下の通り

  1. 給料が安かった(手取り18万円)
  2. 仕事が案外単調(車検や点検整備、売約済み新車の仕上げ整備がほとんどで、エンジンをばらすとか、そういう整備をイメージしていたため、仕事がとにかく単調だった)

当時は若かったため、あんまり後先考えずに辞めた記憶があります。

工場時代

表面処理関係の工場に入社、なんだかんだで最終的に14年ほど勤めましたが、とにかく色んな体験をしました・・・。

ウチの工場はブラック?

入社した当初は整備士時代よりも給料が上がって喜んでいましたが、いわゆる「ブラック企業」の要素がてんこ盛りの職場でした。25人程度の工場で、仕事量の割に人手は常に不足していました。

ブラックの要素として大きく以下の4つが思い当たります。

  1. 有休はほぼ取れない(休もうとすると「他の人も休まずがんばっている」と言われる)
  2. 残業代はどれだけやっても45時間分まで(実際は毎月60~80時間程度の残業有り)
  3. 精神論・根性論が多い(何の戦略もなく「とにかく頑張りましょう!」を連呼)
  4. 定着率が低い(入社した新人がすぐに辞める、入社3年未満の人の割合が半分ほど)

残業が多く、仕事もきつかったですが、持ち前の体の頑丈さと、人なつこい(?)性格で、なんとかやってこられました。当時心の支えになっていたのが先輩のSさんで、唯一尊敬できる先輩社員でした。

S先輩は自分より年上で知識もあり、メンバーをまとめることができる唯一と言っていい人材でした。班長をやっていたのですが、尊敬できるSさんと一緒に仕事ができることが苦しい仕事の中で救いでした。

先輩の突然の退社と、予期せぬ班長への昇格

入社12年目のある日、S先輩が突然会社を辞めました。誰にも何の引き継ぎもないまま突然の退社は、あまりにショックで呆然としたことをよく覚えています。その後すぐ、会社から自分に「班長へ昇格」の通達が来たのです・・・。

急に自分の担当する作業と班長の仕事を両方こなさなくてはならなくなり、残業時間は当たり前のように増えましたた。ただでさえ毎日ギリギリでしのいでいたのに、班長の仕事が加わり、当時はかなりしんどかったです。

社長の息子入社で、仕事量が激増!

班長として忙しすぎる日々を送っていたある日、某大手工場で修行として働いていた社長の息子が入社することになったのです。そこからが本当の地獄の始まりでした・・・。

息子のKさん(課長待遇)は大手企業で学んだ手法を会社にあたらしく取り入れようとしていました。ただでさえ日常の作業や班長としての仕事に追われている毎日なのに、そこへあらたな活動をしようというのだから、とにかく無理がありました。

しかもK課長は指示こそ出すのですが一切手は出しません。これまで仕事でパソコンを使う機会がほとんどなかった自分が、パソコンを使っての作業もすることになってしまったのです。

おまけに月に一回、成果報告会というのが設定され、そのための資料も自分が受け持つことに・・・。帰りが12時を越える日が頻繁に発生するようになり、精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱいでした。

限界を迎え、退職を決意

それからというもの、休みの日も仕事のことが頭から離れなくなり、精神的にも肉体的にも限界で、「もう耐えられない・・・とにかく辞めてこの苦しみから解放されたい!」と本気で思うようになりました。そして次の転職先もまったく決まっていない中、退職を決意したのです。

社長に退職の意思を伝え退職届を渡したところ、「退職届は預かるが、人手がいないし、ましてや班長の君に辞められては困る。職場環境を改善するから、まずは半年様子を見て欲しい」と退職を拒否され、辞めたくても辞められない苦しみを味わうことになるのです。

退職が認められない中、自分も班長として無責任に勝手に辞めるわけにはいかないと当時は思っていたため、苦しいながらも何とか毎日をしのいでいました。次の転職先のことを検討する余裕は全くありませんでした。

半年間耐えた末、ようやくの退職

退職の意思を伝え5ヶ月が経過したころ、だんだんと寝付けない症状が現れました。疲労はマックス、ストレスも限界なのに加え、寝付けないことで寝不足になり、「このままでは本当に倒れてしまう、もう限界!」と思い、会社を3日休みました。

ちなみにこの5ヶ月間、社長が言った「職場環境を改善する」ことは、残念ながら自分には感じ取ることができませんでした。出社後、あらためて社長と退職の件で話をすることにしました。

実はこの5ヶ月の間に、仕事の引き継ぎ資料を日々少しずつ作成していました。その資料を社長に渡し「前回退職の話をしてから5ヶ月間頑張ってきましたが、これ以上今のままの業務を継続するのは精神的にも肉体的にも困難です。1ヶ月後に退職させてください!」と強い口調で伝えました。

社長は黙ったままで首を縦には振りませんでしたが、拒否もされませんでした。了承を得ないままでしたが、退職届を提出済みと言うこともあり、とにかく1ヶ月で会社を去ることにしました。

そして最終出社日。社長は当日不在、現場のメンバーや事務の人にひと通り挨拶をし、K課長にも挨拶をしました。K課長は退社について特に何かを言ってくることはありませんでした。(後日、給料はちゃんと振り込まれていたのでひと安心しました)

ちなみに、出社最終日に事務のおばちゃんに聞いたのですが、「あなたはS先輩とちがって偉いね、Sさんは退職届を会社に郵送してきて、2週間有休を使ってから一方的に退社したのよ」と。

出社最終日にS先輩の退社の事実を聞かされ、もやもやしながらの最終日となってしまったのです。

ブラック企業の恐ろしさをあらためて痛感

こうして退職を申し出てから半年後、ようやく退職にこぎ着けました。有給休暇も消化せず、体調も崩し、退職に半年もかかり、しかも次の転職先もまったく決まらない中での退職・・・こんな状況はもう二度と味わいたくない!と心から思いました。ブラック企業って、本当に恐ろしい・・・。

派遣社員時代

退社後は一週間ほど休養、とりあえず仕事に就いて収入を得ないといけないため、迷ったあげく一旦派遣社員になり、派遣として働きながら正社員への就活を進めることにしました。

派遣先での勤務は意外と居心地が良かった。正社員ほど責任はなく、残業はあっても2時間(残業代はもちろん全額支払い)。工場でずっと働いていた自分には派遣先での仕事は問題なくこなすことができました。

(とはいえ、実際はかなりのブラック企業でした。自分は派遣社員だったので、ほとんど関係なかったのですが、この工場でブラックだった点は下記です。正社員の人に聞いたり、自分が目撃しました。)

  1. みなし残業制で、月40時間までは手当35000円のみ(時給に換算すると・・・)
  2. 派遣はともかく正社員も簡単にクビにされる
  3. 定着率がとにかく悪く、正社員の日本人率は10%くらいであとは外国人
  4. 年中、募集を掛けている
  5. 面接で履歴書をロクに見ない、いつから来られますか?と面接終わりに聞かれる

ですが派遣社員の立場としては割と居心地が良いのもあって、そのままずるずると派遣生活を続けていたのですが、奥さんの2人目の妊娠を機に、「給料をもっと稼がないといけない」と一念発起!本格的に転職活動をすることにしたのです。

就活の末、転職を果たす!

奥さんが2人目を妊娠し、今後お金がかかることが予想されるため、せっかく転職するのなら工場時代の年収400万円(手取り約310万円)を越える年収500万円(手取りで400万円)を希望し、求人を探し始めました。

転職サイト1社と転職エージェント2社に登録し、工場を中心探したものの、なかなか良い案件が見つからず、エージェントと相談の結果、異業種である「施工管理職」を勧められ、施工管理職への転職に挑戦することにしました。

就活の結果、設備会社の施工管理職への内定を獲得!一年ほど派遣社員を経験し遠回りをしましたが、正社員へ再び登りつめたのです。

設備会社時代

社員数25人ほどの設備会社に施工管理職として入社、現在に至ります。年収は希望の500万円を見事に達成、入社後はいくつかの資格も取得し、順調な毎日を過ごしています。

まとめ

ブラック企業を退職するまでの道のりは非常に大変でした。でも最終的に、自分が希望する条件の会社に転職を果たすことができました。

自分の体験談が、このサイトに訪れて記事を読んでくれた方のお役に立てれば幸いです!