施工管理は未経験でも転職して大丈夫?何歳まで入れるの?

施工管理は未経験でも転職して大丈夫?何歳まで入れるの? 施工管理
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転職活動をしている方の中には、「未経験だけど施工管理への転職に興味がある」という方もいるのではないでしょうか?施工管理職は他の業界と比べて

・給料が高い
・仕事量が豊富で安定した業界
・資格を取ることで確実にキャリアアップが可能

など、魅力が多い職種です。

しかし、業界未経験の方や40代の方には、施工管理への転職はハードルが高く感じられるでしょう。

結論、施工管理職への転職は未経験でも十分に可能ですし、40代の方でも転職は可能です。

よしぼう
よしぼう

かく言う僕は41歳の時に、無資格・未経験で施工管理職へ転職しました!これは特別なケースではありませんよ!

本記事では、施工管理を目指す上で知っておきたい仕事内容や魅力、向いている人、そして未経験でも施工管理職への転職が可能だと言える理由、40代未経験でも転職可能な理由についてお伝えします。

~こんな人に向けて書いています~

  • 施工管理への転職に興味がある方
  • 施工管理を目指したいけど未経験なので足踏みしている方
  • 年齢が理由で施工管理への転職を迷っている方

施工管理になるのに未経験でも大丈夫!

実際に僕は未経験で施工管理職へ転職をしました。それまでは工場勤務で、施工管理とはほとんど縁がない職種でした。

施工管理は未経験、資格なしでも可能なのですが、あらためて施工管理の仕事内容や魅力なども含めてお伝えします。

そもそも、施工管理とは?主な仕事内容を紹介

「施工」とは“工事を実施すること”です。

施工管理者は職人が行なう工事の進行の調整や品質・出来栄えの確認、必要な資材の発注、安全に作業ができるような段取りなど、工事を計画通りに進めるために管理を行ないます。

業界では「安全管理」「品質管理」「工程管理」「原価管理」と言われ、この4つの管理を行なうのが施工管理の仕事です。

簡単に言うと「担当している工事が“ケガなく安全に、設計通りの品質で、スケジュールを守って、コストも予算内に抑えて”進むように調整する仕事です。

施工管理は「施工管理技士」という国家資格があり、7種類あります。
1.建築施工管理技士
2.土木施工管理技士
3.電気工事施工管理技士
4.管工事施工管理技士
5.電気通信工事施工管理技士
6.造園施工管理技士
7.建設機械施工管理技士
すべての種類の資格に1級と2級が存在します。

※詳しくは【現役が語る】施工管理の仕事内容|きついって本当?給料は?の記事をご参照ください。

施工管理の魅力とつらい点

施工管理は多くの魅力がある職種です。逆にきつい点もあります。ここでは現役の施工管理職の視点から、施工管理の魅力としんどい点について解説します。

まずは施工管理職の魅力について、下記の5つを紹介します。

・他の業界と比べて給料が高い
施工管理職の平均年収は、500万円ほどといわれています。これは日本人の平均賃金より70万円ほど高い傾向です。

・仕事量が豊富で安定した業界
人々の暮らしを支えるためのインフラ整備、新規の建築や老朽化による改修など、この業界は需要がとても高いです。そのため仕事がなくなる心配が非常に少なく、長期的に安定して働ける業界といえます。
僕がやっている「管工事」は、水道管の老朽化が社会問題になっており、大きな震災でたびたび長期間にわたる断水が問題視されています。水道老朽管の更新は何十年たってもなくならない仕事です。

・現場が終わった後の達成感が大きい
日々の工事の大変さを乗り越えて、工事が完成したときには、非常に大きな達成感があります。施工管理の仕事は、かならず誰かの役に立ち、社会貢献につながる仕事です。

・資格を取ることでキャリアアップが可能
この業界では資格を取ることで、確実にキャリアアップができます。他の業界では、上司の一方的な判断で評価されることが多いですが、経験を積んで資格を取るほどに施工管理職としての価値が上がるとともに、資格手当で給料も確実にアップします。

・マネジメントの能力が身につくため転職の際に有利
施工管理は発注者や施主、設計、元請会社、下請け会社や職人など、多くの人と打ち合わせ、調整をしながら工事を進めるため、自然とマネジメント能力が身につきます。この能力は、どの業界でも評価されるため、いざ転職をしようとした際に非常に有利です。

次に、施工管理職のきつい点です。

・残業が多い
施工管理の残業が多いと言われる理由として、作成する書類関係の多さがあります。基本的に日中8時から17時は現場につきっきりとなり、現場が終わって帰社後にしか書類関係を進めることができないため、残業時間も多くなってしまいがちです。

・休日が少ない
工事のスケジュールは土曜日や祝日も含めた工程になっていることが多く、そのため施工管理の休みは少なくなりがちです。(公共工事では週休二日制の工事が多いです)

・人間関係でわずらわしさがある
施工管理は発注側と現場作業者(職人)側の中間に立つ立場であるため、両者の調整が苦労する点です。どこの会社でもそうですが、中間管理職的なポジションは、気苦労が多くなりがちです。

・仕事量が給料に見合っていない
この業界の年収の平均は500万円程度と言われていますが、前述の「残業が多い」「休日が少ない」ことがあるため、やっている仕事量に見合った給料をもらっていないと感じる人が多いようです。

・体力的に厳しい
体力的な厳しさは、外の環境によるものが多いです。また、労働時間の長さや、材料などの運搬に伴う力仕事なども体力を奪う要因です。いずれにしても体力を使う仕事であることは間違いありません。

・転勤や出張が多い
大きな会社の場合、担当する現場・プロジェクトごとに勤務地が変わることがあります。そうするとなかなか家に帰ることができません。さらに大きな会社では、海外勤務もあるようです。

施工管理に向いている人は?

一般的に施工管理に向いている人は、下記のような人です。

1.社交的な性格の人
施工管理は現場の作業員や、関係部署とのコミュニケーションが欠かせない仕事です。仕事の指示、関係者との打ち合わせや伝達など、コミュニケーションをとる場面が多くあるからです。まずは人と話すのに抵抗がないことが重要です。

2.自発的、主体性がある性格の人
施工管理は職人に対し、適切な指示をしなければいけません。「今日はこの作業を優先で進めてほしい」とか「施工に関してこの基準通りにやってほしい」など、職人任せでなく、自分が主体性をもって自発的に指示を出す必要があります。

3.機転が利く性格の人
現場では予期しないトラブルがよく発生します。それらに対し、機転を利かせて対応していかないといけません。機転が利く性格の人は施工管理に向いているといえます。

4.心配性な性格、注意深い性格の人
心配性な性格の人は「これってこのやり方で本当にいいのだろうか?」など、普段からいろんな心配が尽きません。だからこそ、工程の抜けや、施工のやり方のミスなどを未然に防ぐことに一役買っています!

5.向上心が強い性格の人
工事をしていると、失敗することもよくあります。それらに対し、何も学ばなければ、知らないことはいつまでも知らないままですし、トラブルも同じことを繰り返してしまいます。向上心が強い性格の人は、もっとも施工管理に向いているといえます!

6.好奇心旺盛な性格の人
実際の現場の工事、例えば建造物を建てる工事や、道路に水道管を布設する作業など、興味をもって取り組むことができれば、その工事に携わることが仕事のモチベーションにつながり、厳しい仕事でもこなすことができます。

未経験からでも施工管理になれる理由

冒頭、「未経験でも施工管理職を目指すことは十分可能です!」とお伝えしましたが、それは以下の理由が根拠となっています。

未経験でも施工管理職になれる理由について、大きく2つ解説します。

施工管理職は人手不足だから

施工管理職はとにかく人手不足です。実際未経験での求人も多く、すべての求人の3割ほどが未経験での採用可の求人です。

人手が不足する原因ですが、業界内の人材の高齢化があります。逆に施工管理の需要は今後も増加傾向にあるため、余計に人材不足に陥っています。

また少子高齢化の影響で、施工管理者として就職する若手の数が減り続けているのも大きな要因です。

直近では働き方改革の一環として、時間外労働の罰則付き上限規制が2024年から適用されるため、施工管理職へのニーズもますます高まっています。

未経験の人にとっては、大きなチャンスでもあります!

施工管理職は資格が無くても始められるから

施工管理の募集でよく求められる資格に「施工管理技士」という国家資格があります。しかし、この資格は実務経験がなければ取得ができません。

未経験者であれば当然資格は持っていないため、まずは未経験で採用し、数年間の実務経験を通じて人材を育てようという企業が増えています。

資格を取得するまでの間は、無資格で施工管理職の仕事をすることは、まったく問題がありません。工事現場には施工管理技士の資格保有者が必要ですが、必ずしも全員が資格を持っている必要がないからです。

そのため、今後育成をしていく前提で未経験枠での採用募集も多くあるのです。

もちろん未経験での採用ですから、1年目から難しい業務は任されませんので安心してください。

未経験から施工管理へ転職する時の注意ポイント

“施工管理に向いている人は?”で先ほど紹介しましたが、一番大事なのは「常に学び、成長する意欲の高さを持つ」ことです。いわゆる“向上心”ですね。

施工管理職は覚えなければいけないことが色々あります。また工事では予期せぬトラブルもつきものです。

それらに対し、前向きに学んで、失敗しても少しずつ成長をしようとする姿勢が一番重要です。

とくに未経験での面接では、そこをアピールしていくことを強くおすすめします。

よしぼう
よしぼう

41歳、未経験で施工管理職へ転職した僕は、正直特別な才能があったわけではありません。ただ、やる気と熱意だけは持っていました。
面接では、とにかく前向きに、仕事を通じて成長したいことをアピールしました!

施工管理は何歳までは入れる?【40代でも大丈夫!】

施工管理職へ転職するのに際し、30代など若い方が有利に思われがちなのですが、実際はどうなのでしょうか?僕自身の体験も踏まえて解説します。

僕は未経験、41歳で施工管理職に転職しました!

先ほども紹介しましたが、僕は工場勤務を14年したのち、派遣社員として約1年間また工場に勤務し、そこから施工管理職へ転職しました。

当時の僕は41歳、業界もまったくの未経験で、当然関連する資格もゼロの状態でした。

ちなみに、施工管理のなかでも僕の仕事は「管工事施工管理技士」といって、例えば道路に埋設している水道管を新しいものに入れ替えたりなど、主に配管工事に携わる仕事です。

僕が今の会社を受ける際、募集要項には何歳までなど年齢制限の記載はなく、単に「未経験OK(人柄重視)」と書かれていただけでした。

実際に面接では、41歳の年齢について特につっこまれることなかったため、安心したのを覚えています。

また、自分の会社には45歳、未経験で転職してきた先輩もいます!

もちろん会社にもよりますが、40代でも施工管理職は十分に目指せます。

40代、未経験でも施工管理として活躍できる理由

若い人が施工管理へ転職する場合はもちろん歓迎されますが、施工管理職の性質を考えると、40代以降からの転職でも決して遅くはありません。

理由は2つあります。

ひとつが、40代以降の方は、リーダーシップを発揮しやすいことがあります。

40代は人生経験が豊富な分、自然と年長者の貫禄がにじみ出ます。その貫禄が、周りのメンバーの安心感につながり、リーダーとしての重みがアップします。

もうひとつが、コミュニケーションをとりやすい点です。

工事の現場には、色んな人がいます。自社の下請けの職人さんのほかに、建築、電気、設備など、さまざまな業種の人や、設計さん、市役所の人など様々です。

それらの人と会話をするには、若い人より年長者の方が、それぞれの相手に適した方法でコミュニケーションができるケースが多いです。

若い人にはない、自然と培われた能力をプラスに変換しやすいため、施工管理は40代でも歓迎されるのです。

転職サイト、転職エージェントを活用して効率的に転職しよう

転職サイトに登録すれば豊富な求人案件から自分に合った求人を探すことができますし、簡単に履歴書、職務経歴書を作成することができます。

細かく条件を設定して案件を検索できるため、自分に適してそうな職種や、興味をもった職種のあたりをつけるのに最適です。

また転職エージェントに登録すれば、求人案件の紹介はもちろん、経験豊富なキャリアアドバイザーから転職の方向性のアドバイスももらうことができます。

「自分の職歴やスキルを活かしたいけど、どんな職種、どんな会社があるのか?」とエージェントに相談してみると、あらたな発見があるかもしれませんので、まずは登録して気軽に相談してみるとよいでしょう。

よしぼう
よしぼう

僕も転職の際には転職サイト1社と、転職エージェント2社に登録して、効率よく就活ができました。最終的に、転職エージェントのキャリアアドバイザーから希望にかなう職種のアドバイスを受け、無事転職ができました!

また、転職エージェントは敷居が高いと思っている方も、まずは相談だけでも利用できると知っていますか?

結論、転職エージェントも、転職するかどうか決まっていない状態で、相談のみも可能です!

転職の方向性を決めたり、気になる求人情報をとりあえずストックするだけでも、いざ本気で転職を考えたときにすぐにアクションに移せます。

登録は無料なので、まずは気軽に登録しておくことをおすすめします!

よしぼうおススメの転職サイト、転職エージェントはこちらから確認できます。

まとめ

施工管理職への転職は未経験だと「難しいのでは?」と考えられがちですが、実は経験者の僕から見ても、逆に未経験だからこそおすすめしたい仕事です。

また、40代以降でも転職が可能なため、施工管理への転職は大きな可能性を秘めていると言えます。

いざ転職する際は、「入社後に学んで成長したい」という熱意をアピールして、選考に勝ち残りましょう!

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